2022年4月には、FIT(電力の固定価格買取)制度の抜本的な見直しが実施され、長期未稼働案件に対する認定の失効が行われることになっています。
2021年8月31日には経済産業省による説明が行われましたが、大きな出来事となる【長期未稼働案件のFIT認定失効】について、以下で詳細を解説していきます。
対象となる案件は?注意すべきことは?
・認定を取得してるが運転開始していない案件
・稼働に向けた動き、進捗が見られない案件
権利取得から運転開始期限を過ぎても、運転開始に向けた一定の動き・進捗がない場合は認定が失効されます。
また、一定の進捗があったとしても、FIT認定期間は後ろにずれ込むことく、電力の固定価格買取は決められた期日までとなっています。
そのため、運転開始に向けて慌てて行動を開始したとしても、稼働時期が遅れてしまうと遅れた分だけ、FIT認定による収益は減っていくこととなるため注意が必要です。
せっかくのFIT認定で損をしないために
当然ですが、全国的に同時期に権利の失効が行われるため、施工業者も一時的に足りなくなることが想定されます。
権利失効前の駆け込み需要が見込まれるため、本来よりも施工期間が伸び、納期がズレることも起きるかもしれません。
稼働時期がズレると、そのぶんFIT認定による固定価格の買取期間も短くなり、想定収益も減ることとなります。
権利失効の2022年4月1日まで、もう残り3カ月を切っています。
これまで放置されていたFIT認定が大きく動く2022年。
急いで対応したとしても、手続きが間に合わないケースもあるかもしれません。
この数カ月、そして2022年が勝負です。
FIT認定を取得している方は、皆さん必ず計画の見直しと稼働時期を再確認ください。
もし何かお困りでしたら、ぜひ弊社にお問合せください。
なにかお力になれるかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。